きのう（26日）行われたプロ野球ドラフト会議。
ファイティングドッグスのエースと
県出身の大学生を阪神がW指名しました。
高知出身のあのスーパースターも熱いエールを送りました。

阪神から8位指名を受けたのは、高知ファイティングドッグスの
石井大智投手です。

石井投手は秋田県出身で、おととし秋田高専からドッグスに入団。
3年目の今シーズンは自己最速となる153キロをマークし、
優勝争いの原動力となりました。

指名を見守っていた約50人のファンから祝福を受け
会見に臨みました。

石井投手
「僕のピッチングスタイルとしては
まっすぐで空振りをとる投手。
今年引退する藤川投手も、そのような投手だったのでそこを目指して
頑張っていきたい。」

石井投手が目標にしている高知出身のスーパースター
阪神の藤川球児投手。
2015年にはドッグスでもプレーした大先輩が
指名直後にツイッターでエールを送っていました。

～藤川投手のツイッターより～
「おめでとうございます。
僕やファンの皆様の願いも通じた！？かも…
心置きなくプロ野球の世界へ
僕ももう少し頑張ってバトンタッチだね。
しかも高知ファイティグドッグスから！！」

藤川投手からバトンを託された石井投手。
会見の最後にはファンからこんなリクエストもー

Q「希望する背番号を（ドラえもんの）
ジャイアンのモノマネでお願いします」

石井投手
「17」

ドッグスの選手が指名を受けたのは9年ぶり。
育成ではない本指名は、千葉ロッテで活躍する角中勝也選手以来、
14年ぶりとなる快挙です。
名物ファンとしてチームから愛されている越知町の山本政子さんも
喜びを爆発させました。

山本政子さん　
「1年、2年で1軍へ上がってもらってバンバンバン投げてもらいたい。
本当に最高です。長生きして良かった、ありがとうございます。」

高知で過ごした3年間で夢をつかんだ石井投手。
ファンへメッセージを送りました。

石井投手　
「シーズンの結果としては優勝できなくて
皆さんに恩返しすることができなかったんですけど
最後の最後に指名をいただけて、少しでも恩返しできたのかな。」

【立命館大学　栄枝選手】

石井投手の少し前、同じ阪神から4位で指名を受けたのは
高知市出身のキャッチャー、立命館大学の栄枝裕貴選手です。

栄枝選手
「ないんじゃないかなって本当に思ってたときに
名前を呼ばれてすごくほっとしました。」

栄枝選手は高知中学・高校から立命館大学に進み、
大学で急成長。
持ち味は肩の強さで、
ホームからセカンドまでの送球タイムが1秒8台と
NPB選手と比べても遜色ありません。

目標にするのは大学の先輩で東京ヤクルトで活躍した
名捕手・古田敦也さんや、阪神の梅野隆太郎選手のような
バッティングでも活躍できるキャッチャーです。

栄枝選手
「打ててしっかり守れるキャッチャーを目指したい。
1年目に経験を積み、早くレベルを上げて
甲子園で試合に出れるようにしたい。」