高知県内で21日、6人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。きのう（20日）2人の男子生徒の感染が発表された高知南高校では新たに男子生徒1人の陽性が判明しました。3人は同じクラスで、県は教室内で感染したとみています。

高知県の会見
「同じクラスでほぼ席が一列に並んでいるというような状況。クラブというよりはクラスの方の席の並び、食事なども一緒によくとられているということですのでクラス内での感染ではないかと」

濃厚接触者としてこの男子生徒を含む16人が検査を受けていましたが、ほかの生徒15人は陰性でした。

また1月上旬に5日間ほど関西に出張していた、中央東福祉保健所管内の自営業40代男性2人が新たに感染しています。2人は出張の際、県外の陽性者と仕事で接触していました。この2人のうち1人と1月16日に県内で接触した仕事上の知人の40代男性も、感染が確認されています。

さらに高知市の40代男性会社員は、1月15日に中国地方へ出張した際、県外に住む2人と会食をしていました。本人によると、会食した2人はすでに陽性が判明していて県はこの会食で感染したとみています。

このほか須崎福祉保健所管内に住む70代女性が、別居していた母親の濃厚接触者として検査を受け、陽性が確認されました。

21日発表された感染者は全員が軽症です。

県内の感染者は累計で813人となりました。医療機関に入院しているのは21人で、そのうち中等症が一人減って6人、重症も一人減って3人です。2人が退院しています。
21日までの1週間の感染者の数が56人で、前の週に比べ増加していることを受け、県は対応レベルを特別警戒のままとしています。