「おじいちゃん、来年は1万個!」園児が山北みかん狩り体験 コロナ禍で今年初の園外活動【高知】
2020年11月25日(水) PM6時00分
高知県香南市の山北地区。標高約100メートルの場所に今が旬のミカンがたわわに実っています。
育てているのは近くにある英国風の庭園「イングリッシュガーデンハウス」のオーナー、安岡賢之さん(85)です。1ヘクタールに約1000本のミカンの木を植え一人で世話をしています。
そこにやって来たのは高知市の芸術学園幼稚園の年中組・54人です。
毎年恒例のミカン狩り。新型コロナの影響で子供たちにとっては2020年、初めての園外活動です。
安岡さん:
「枝を押さえます。くるくると5回まわしたらとれます」
もぎとり方を教わりさっそくミカン狩りがスタート。袋いっぱいにミカンを詰めていきます。
こちらの女の子は…小さいミカンを発見
園児たちの会話:
「あのね、あそこにね、かくれちょった。お母さんとお父さんにあげるが!」
「たぶん、中身ちっちゃいよ~それ…」
「お皿にのせて、たぶん食べるね」
安岡さんのミカンは無農薬栽培なので安心・安全。その場でもぎたてをいただきます。
子どもたち「おいしい!」
Q.何個くらい食べられる?
「10個くらい!」
子供たちが獲ったミカンを安岡さんに見せに行くと
安岡さん「おーすごい!やったな~!」
子供たち「おいしかった!めっちゃおいしかった!」
安岡さん
「もうね、楽しくてね。この子たちの顔を思い浮かべながら作ったの。子どもたちがこうやって喜んで来てくれる姿を見るだけでやりがいがある。おじいちゃん、来年は1万個用意しといてって。もう今年でやめようかなと思ってたけれど来年も頑張らないとなと思って」
安岡さんの愛情がたっぷり詰まったミカン畑には子供たちの元気な声と笑顔が溢れていました。